蠅の雑記

アニメのこととか

Thunderbolt Fantasy 4巻 オーディオコメンタリーについての個人的な話

 永らくぶりの記事更新です。……と言っても大した話ではないのですが、先日本当にようやくThunderbolt FantasyのDVD第4巻を入手しまして、そのオーディオコメンタリーの中でちょっと気になる発言があったので、そのことについてになります。

 以下、12話Aパートでの虚淵玄鳥海浩輔諏訪部順一の3人の発言の一部を抜けなく書き起こしたものです(相槌などはある程度省いています)。

 

諏訪部:でも木の棒なんで。
鳥海 :でも、ずっとやっぱ音が、ね。
虚淵 :実はちょっと工夫してたんですよね。
鳥&諏:そうなんですよね
虚淵 :ええ。
諏訪部:でもそこらへんも既にこう、見抜いている視聴者の皆さんもけっこう。
虚淵 :ええ。恐ろしいお客さんもいらっしゃいますねえ。もう。
諏訪部:ね、殤不患のこう、剣の、
虚淵 :どれだけみんな見てたんだかってもう。
鳥海 :ねぇ、だからすごいですよね。
虚淵 :よほど繰り返し見なきゃわからないだろうに。
諏訪部:やっぱ殤不患がこうね。この、持ってる剣を振った時のね、音が違うっていう。
虚淵 :ええ。違う。エフェクトもちょっと違う、って。
諏訪部:……いやぁ、
鳥海 :ここから喋れないタイムなんですよ私。見ちゃうんですよすごく。
諏訪部:これ。木の棒ですよこれ。
鳥海 :これ超かっこいいんだよね。
諏訪部:またこれついてるSEが、(殤不患が木の棒に氣を込めた時のSEだと思われる)
鳥海 :そうね。
虚淵 :ええ。
諏訪部:完全にこれ何だろうこの武器っていうような感じのすごい音がするじゃないっすか。
虚淵 :要するにあのチャンバラの時だけ、氣を込めてれば金属の音がするという、縛りでね。
鳥海 :なるほど。
虚淵 :で、戦闘じゃなく氣を抜いてると、金属音がしなくなる、っていう感じでお願いしてたんですよね。
鳥海 :通常の時とかが、ってことですよね。
虚淵 :ええ。
諏訪部:チュィンとかいうじゃないっすかこいつ。
虚淵 :ええ。あれはあの、氣のパワーです。ええ。
諏訪部:氣の?きる音なんだ。すごいあのなんかあの、チャージしてる感じの音が。
鳥海 :かっこいいわぁ……。
虚淵 :とてもチャンバラのSEではない、っていう。
諏訪部:ちょっとSF感のあるような感じのっぽいっすよね。
虚淵 :ね。ライトセイバーっぽいっすよね。
鳥海 :枝ですからね。(殤不患が持っている木の棒が)
虚淵 :枝ですね。

(一同笑い)

 

 注目してほしいのは、虚淵玄の「よほど繰り返し見なきゃわからない」から、それに応じる諏訪部順一の「殤不患が剣を振った時の音が違う」というやりとりです。

 これは、殤不患の剣から鳴っている音が戦闘時とそれ以外で分かれている、という意味です。当時、殤不患の剣のSEの使い分けについて、そこまで深く掘り下げて言及されているものを、自分のブログ以外に見たことがありません。

 他の人のブログやニコ動の配信なども追っていなかったので可能性的に全くと言えるわけではないのですが、ブログはあってもそこそこの感想記事がほどんどで、ニコ動の配信でもそういうコメントが上がれば少なからずそういった話が他の場でも出てくるはずですし、公式の目につきやすい場において殤不患の剣につけられているSEの違いについての話がこのブログ以外で全然出ていないということは、これはもしかしてもしかすると、このブログを公式の方々に読んで頂けたのでは!!!!?!?? というか読まれていてもおかしくはなかっただろうけどそれをオーディオコメンタリーで虚淵さん方に言及してもらってしまったのでは!!!!!!!?????みたいな、そんな可能性に気付いてしまってちょっと興奮で現在脳内が混乱しております。やばいです。(※SE考察の記事はこちら)

 これが仮に本当だとしたら、Thunderbolt Fantasyという作品の1ファンとして頑張って考察記事書いて本当に良かったなと思います。1日ほどぶっ通しで耳に神経注いで色んなシーンを何遍も幾度となく行ったり来たりした甲斐があったなと、ちょっとどころじゃなく報われた気分です。

 

 さて、久々の更新だというのに、以上そんなしょうもないお話でした。ここまで読んで頂いた方、こんな身の上話にお付き合いありがとうございました。

 

 

 

・最後におまけ

 

 改めて検索してみて気付いたのですが、Thunderbolt Fantasyの記事めっちゃ少なくありませんか? 話題のコンテンツとかでは色々と記事が書かれて拡散していたりするのに、やはり武侠でさらには布袋劇なんていう未知のものだからなのか、色々と想像の余地のある作品だったというのにこういった記事の仲間がいなくてちょっと寂しいです。

 続編も決定ということで、もっとThunderbolt Fantasyを皆で盛り上げていけたらなと、そして続編でも、またSEに注目して追っていけたらなと思います。この記事やSE考察の記事を読んでいただいた皆さん、是非音にも着目してThunderbolt Fantasyという作品を見ていってください。終わり。